企画・テーマ選び
最初の個人開発テーマを決める
身近な不便を、小さく公開できる形にする
運営・編集:SOLO GUILD(たろろ) 最終更新:2026年10月31日
最初の作品で迷うのは、アイデアが足りないからとは限りません。「誰の、どの場面を、どう楽にするのか」が大きすぎると、作り始めても終わりが見えなくなります。まずは自分が繰り返し感じている小さな不便を一つ選び、数日で説明できる最小の解決に絞ります。
1. 不便を、行動で書き出す
「便利なアプリが欲しい」ではなく、「毎週、同じプロンプトを探して貼り直す」のように、いつ・何をして・どこで止まるのかを書きます。頻度、困る相手、今の代替手段が具体的なら、解決したかどうかも判断できます。
私は[どんなとき]に[何をしようとして]、[どこが面倒/難しい]。今は[代替手段]でしのいでいる。
2. 最初の版で解く範囲を決める
一つの入力から一つの役立つ結果が出るところを、最初の完成条件にします。プロフィール、共有、ランキング、通知などは、中心の動作を試したあとで必要性を確かめられます。機能を減らすのは価値を減らすためではなく、使う人が価値を感じるかを早く確かめるためです。
- 利用者が入力・選択するものを一つ決める。
- 利用者が得る結果を一文で決める。
- 成功と判断する条件を、画面を見れば確認できる形にする。
- その体験に不要な機能は、公開後の候補に移す。
3. 公開中の作品で考える
SOLO GUILDの「一列変換」は、文章を縦一列に変換する用途に機能を絞ったスマホアプリです。「好きメモ」は、好きなものを記録して後から見返す体験を中心に、カテゴリ・写真・ランキングを組み合わせています。どちらも機能の多さからではなく、利用者がしたい行動から中心体験を説明できます。
Webでは「myプロンプト」が、自分用のプロンプトを保存・再利用する流れを中心にしています。これらは異なる規模の例ですが、企画を「誰が何をしたいか」まで具体化してから、必要な機能を選ぶ考え方は共通です。機能の詳細は好きメモ紹介と一列変換紹介で確認できます。
4. 企画を採点する
各項目を「はい/まだ」で確認します。「まだ」が多い場合は、アイデアを捨てるのではなく、対象者や使う場面を狭めてもう一度書きます。
- 使う人を一人の具体的なタイプとして説明できる。
- 困る場面が実際に起きる頻度を説明できる。
- 最初の版の中心動作を一つの文にできる。
- 自分で主要な操作を試し、公開後の質問に答えられる。
- 個人情報や他人の著作物を扱う場合、その必要性と取り扱いを説明できる。
5. 公開先と維持コストを先に見る
ブラウザで使う道具ならWeb公開、端末機能を活用する体験ならスマホアプリが候補になります。どちらにも審査・保守・問い合わせ対応が発生します。使う人が少ない段階から広告収益を前提にせず、まず役立つかを確かめる方法(自分で使う、知人に試してもらう、問い合わせを受ける)を決めます。収益化は利用状況と維持費を見てから検討します。
この記事は個人開発の企画を考えるための一般情報です。特定の収益や利用者数を保証するものではありません。公開作業の確認にはWebサービス公開前チェックリストもご利用ください。